講師プロフィール
【講師プロフィール】
慶児道代 Michiyo Keiko (ソプラノ)
チェコ共和国政府給費留学生としてプラハ芸術アカデミーHAMU(音楽学部)でN・クニプロヴァー氏に学ぶ。後に同アカデミー修士課程をM・ハヨーシオヴァー氏、博士課程をI・クスニェル氏の元で修了。
1994年国際ドヴォジャーク声楽コンクール 3位入賞 (日本人初の入賞)。同時に、チェコの歌曲とオペラ・アリアの最優秀演奏者賞(歌曲:スラヴィツキー「おお、わが心よ」、アリア:ヤナーチェク「イェヌーファ」)等…の特別賞を受賞。 チェコでの活動の切っ掛けとなる。
オペラでは、HAMU在学中から北チェコはリベレツのシャルダ記念オペラ劇場に出演、その後、同劇場専属、プラハ国民劇場、専属客演 プラハのオペラ・モーツァルト、を経て、現在フリー。「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナ/(モーツアルト)、「ランメルモールのルチア」のルチア/(ドニゼッティ)、「トゥーランドット」のリュー、「蝶々夫人」のタイトルロール/(プッチーニ)、「カルメン」のミカエラ/(ビゼー)、などに加え、チェコ・オペラ、「売られた花嫁」マジェンカ、「秘密」ブラジェンカ/(スメタナ)、「ジャコバン党員」テリンカ/(ドヴォルザーク)、「利口な女狐の物語」雄狐/(ヤナーチェク)…などで出演。
チェコの歌曲にも力を入れており、HAMU在学中より、J・シャロウン氏とのコンビで、数多くのコンサートを行い、チェコ語の発音、表現には定評がある。
オーケストラや室内楽との共演も多く、グラゴル・ミサ(ヤナーチェク)、スタバト・マーテル(シマノフスキー)/デイヴィット・ロバートソン指揮、リオン国立オーケストラ。レクイエム(モーツアルト)、Die Erde ist des Herrn (クラーサ)、十字架上のキリストの最後の7つの言葉 (ハイドン), 幽霊の花嫁 (ドヴォルザーク) /フェスティヴァル“Mitte Europa”。カルミナ・ブラーナ(オルフ)/ヤナーチェク・フェスティバル。4つの最後の歌(R.シュトラウス)/アンドレアス・S・ヴァイザー指揮、フィルハーモニー・フラデツ・クラ―ロヴェー。グラゴル・ミサ(ヤナーチェク)/ラドミル・エリシュカ指揮、大阪フィルハーモニー…などソプラノ・ソロとして出演している。
チェコ国営ラジオ局、TVへの出演も多数。2009年には、NHK-FM名曲リサイタルにも出演。
現在、チェコ国内を中心にイタリア、ドイツ、オランダ、オーストリア、アメリカ、フランス等、国際的に演奏活動を行っている。
チェコのLOTUS社より「チェコ歌曲アルパム」(CD)を出している。
2006年より7年間 チェコ・パルドゥビツェの音楽院で声楽科教諭として勤める。
外人ならではの視点で歌唱時におけるチェコ語の発音を指導し、学生に好評。
近年は、子どもの為の音楽講習会(チェコ)、サンタ・マルゲリータ・リグーレ(イタリア)、プラハ・ミュージックキャンプ(チェコ)などで、後進の指導にあたっている。
受講生の感想
《導入コース》受講後の感想
独語、仏語の曲を学ぶ際に、辞書を引き引き、発音記号を調べている私は、かなりの発音記号マニアで、先生から頂いた、一文字一文字の発音記号が記載されたアルファベット表、とても嬉しいです。
全音版のカタカナの振り仮名を 音源を参考に発音記号でも表し、歌っていたものの、チェコ語特有の発音に関しては、???だらけ。それもそのはず、知らない発音記号でした。
しかしながら、先生から細やかな御指導を頂戴できたおかげで、自信を持って歌えるようになりました。
rのハーチェクは、まだまだ練習が必要で、しばらくは、耳コピーの歌唱になってしまいますが、こっそり練習、頑張ります!!
本当にありがとうございました!(Mさん)
記号がたくさんついていて、子音がたくさんありすぎて、読めるよ
この講座を受講して、チェコ語を読めるようになってきました。
これまで避けてきたチェコ語の曲に、これからはチェレンジしていけそうです。
この講座の素晴らしい点は、とにかくチェコ語の発音をしっかり学べる点です。
チェコ語には日本人にはなじみのない発音がたくさんあります。
慶児先生は、それらのお手本を聞かせてくださるだけでなく、一人一人の発音を確認し、ほんの少しの違いも聞き逃さず、うまく発音できるコツを交えながら、できるまで何度でも教えてくださいます。
各回の最後は歌詞のリズム読みで発音を確認していただけるので、この講座を受講すれば歌う準備万端!
本やネットなどの文字の情報からはもちろん、CDなどの音源を聴いても、決してこのようなことを学ぶことはできません。
それに加えて、慶児先生が受講生用に作ってくださった動画の教材も大変素晴らしく、自習環境まで整えてくださいました。
このような講座を、どこにいてもオンラインで受講できるとは、なんと贅沢なこと!
チェコ語の曲を歌ってみたい方は、ぜひ受講していただきたい講座です。(Nさん)
8月に開講された慶児先生の
「歌う為の チェコ語発音講座 Zpívám česky!《導入コース》」を全4回
楽しく受講させていただきました。
全くの初心者でついていかれるか心配でしたが、わかりやすく個々への丁寧な先生のご指導のお陰で何とか3曲の発音をしっかり体験することができました。
また、zoomのマイクを基本的にはoffにしているため、先生に続いて発音したり、発音中の他の受講生の方の声と一諸に何度も繰り返し発音することができて、短期間でチェコ語に慣れていくことができたように思います。
今までは、日本の出版物のカタカナ表記を読むしかなかったチェコ語の曲。
とても有難い機会でした。
今後も機会があれば、他の曲にもチャレンジしたいと思います。一ヶ月間、本当にありがとうございました。(Hさん)
講座で取り上げている楽曲
【これまでに取り上げた楽曲】
Antonín Dvořák (ドヴォルザーク)
・歌曲集「ジプシーの歌」op.55(全7曲)
・歌曲集「聖書の歌」op.99(全10曲)
・歌曲集「愛の歌」op.83(全8曲)
・歌曲集「4つの歌」op.2(全4曲)
・オペラ『ルサルカ』より、ルサルカのアリア「月に寄せる歌」
・オペラ『ルサルカ』より、王子のアリア「甘美な幻 ~ 君は儚く消える魔法」
Bedřich Smetana (スメタナ)
・オペラ『売られた花嫁』より、
マジェンカのアリア「おぉ、何という悲しみ!~ あの愛の夢は」
・歌曲集「夕べの歌」(全5曲)
Bohuslav Martinů (マルチヌー)
・歌曲集「2ページの歌たち」(全7曲)
・チェコの民俗詩による4つの歌(全4曲)
【今後取り上げたい楽曲】
Antonín Dvořák (ドヴォルザーク)
・歌曲集「民謡調で」op.73-3(全4曲)
Bohuslav Martinů (マルチヌー)
・歌曲集「1ページの歌たち」(全7曲)
Bedřich Smetana
・オペラ『売られた花嫁』より、
マジェンカのアリア「もし、そんな貴方の行いを知ったら!」
。。。。。他。
(講座で取り上げて欲しい楽曲がありましたら、お問い合わせフォームから ご提案くださいませ。)